香具師
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日本語
[編集]名詞
[編集]- 香具を製造する人。また、それを売る人。
- (コウグシ、熟字訓:やし)縁日など、人出の多いところで見世物や物品の販売を行う者。てきや。
- いかにしてか白き児熊を虜り、世に珍しとて飼ひおきしに香具師(江戸にいふ見世もの師の古風なるもの)これを買もとめ、市場又は祭礼すべて人の群る所へいでゝ看物にせしが、ある所にて余も見つるに大さ狗のごとく状は全く熊にして、白毛雪を欺きしかも光沢ありて天鵞織のごとく眼と爪は紅也。(鈴木牧之編撰 京山人百樹刪定 岡田武松校訂 『北越雪譜』)
- さくら 縁日などに出る香具師の仲間では、客の買ひ方を速める為に、囮になつて、馴れあひで物を買ふ。(折口信夫 『方言』)
- あるとき、南の方の国から、香具師が入ってきました。なにか北の国へいって、珍しいものを探して、それをば南の国へ持っていって、金をもうけようというのであります。(小川未明 『赤いろうそくと人魚』)
類義語
[編集](語義2)